2017年05月

トゥラシーの成分分析は『低温真空抽出法』という技術を使い、抽出できた『セルエキストラクトで行いました。

『低温真空抽出法』 とは、40℃前後の低温、真空で抽出することにより、熱に弱い精油以外の成分も自然に近い形で取り出すことが可能という、日本独自の技術です。

低温、真空で抽出することにより、100%原料由来の芳香成分を抽出することが可能になります。


私はSHIODAライフサイエンスさんから教えていただき、

トゥラシーの良さを有効に抽出するには、これしかない!  と思いました。
 
低温真空抽出_01

↑これがその低温真空抽出機です。

これは吉見メディカルハーブさんのものです。


実際の抽出は、この低温真空抽出機を開発なさった株式会社F・E・Cさんでやっていただきました。

低温真空抽出機


吉見メディカルハーブさんのものは40kgまでのものですが、株式会社F・E・Cさんには、150kgまで対応できるものがあるそうです。


私がお願いしたトゥラシーの量は、5.15kg
出来上がった乾燥葉は0.7kg
セルエキストラクトは4.45リットル

乾燥時間はわずか3時間

とても効率がいい!です。


トゥラシ―原料

↑これが投入時のトゥラシー。

乾燥葉

↑これが乾燥葉。

機会に投入されると中で砕かれて小さくなります。

トゥラシーセルエキストラクト

↑セルエキストラクト

右の透明なボトルの中の見ていただくと、上の方に膜のように見えるのが精油の成分。
その下のがトゥラシーのエキス。

時間がたつと馴染んでいきます。
ただの水ではなく紛れもなく『細胞水=セルエキストラクト』です。

そしてこれはトゥラシーの持つ成分そのものでもあります。

このセルエキストラクトは水溶性なので、肌に馴染みやすく、飲用も出来ます。

この性質を活かし、化粧品やクリーム、お菓子などの食品に加工されている、ということです。


いろんな方に使っていただき、まずはセルエキストラクトのテスト販売をすることにしました。

(このセルエキストラクトの成分分析の結果はこちら



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トゥラシーの成分分析をお願いしたSHIODAライセンスから

バジル系はケモタイプ(化学種)と言って、育てた土地によって全く成分が違ってしまう。
 バジルの他にローズマリーとかタイムもそう。
 ローズマリーの場合は成分の種類に分けて、ローズマリー・カンファーとかローズマリー・ボルネオールとか後ろに付けてるのだけど、トゥラシーにはないのか?」

と聞かれました。

でも、調べてみましたが、わかりませんでした。

確かに「トゥラシーは同じ種を蒔いても、育てた土地によって味、香りが変わってしまい、品質が一定しない」と言うことを聞いたことがあります。

これはそのためだったのだな〜、と納得できました。 


更に収穫した時期や検査に出した部所(花、葉、茎、根)によっても変わってしまう、ということです。


ですから、収穫した時期ごとの成分分析はとても重要なものになるということです。



また、「ケモタイプ」という言葉が「成分分析された精油」のことを示しているような誤解や、「ケモタイプ」という言葉自体が商標登録されてしまったため、そのメーカーしか「ケモタイプ」という表記が出来なくなってしまっているということも知りました。


インドのトゥラシーに言われていることが、そのまま全てのホーリーバジルに当てはまるというような広め方同様、 紛らわしいなぁと思います。

なんとかならないものでしょうか?

   20170518

発芽したトゥラシーは、本葉がだいぶ育って来ました。

トゥラシーの成分分析結果の成分について、自分で調べてみました。
Tulasi450


 Linalol リナノール
スズラン、ラベンダー、ベルガモット様の芳香をもつ香料。鎮静・リラックス効果。


endo-Borneol ボルネオール
竜脳。
古くから中国、ヨーロッパなどで竜脳は高級な宗教用薫香料として、頭痛、歯痛などの薬として知られていた。
漢方では歯痛、明目の目的で使用され、熱性痙攣、咽喉痛、歯痛、眼疾患に用いる。
「きつけ薬」の一種である。
六神丸、救心、仁丹などに配合されている。


Eugenol オイゲノール(ユーゲノール)
香水、香料、精油、殺菌剤や麻酔薬などの医薬品に用いられる。
抗菌、抗ウイルス、鎮痛、防虫、免疫賦活、鎮痙、抗ヒスタミン作用など。
抗菌作用や抗ウイルス作用が強いのが特徴で、風邪の予防などに効果を発揮する。
また、防虫効果もあり、特にゴキブリが嫌う香り。


Methyleugenol  メチルオイゲノール(メチルユーゲノール)
生薬の細辛(さいしん)に多く含まれている。
細辛(さいしん)は、咳止め、痰きり、鎮痛、鎮静、解熱、あるいは新陳代謝の亢進(こうしん)を目的として使用されて、おもに漢方処方に配合されている。口内炎のうがい液や感冒にかかったときの解熱や頭痛、胸痛などの痛み止めに用いる。


※これはあくまで成分についての特長を拾い集めたものですので、効果効能を保証するものではありません。ご了承願います。 


でも、我が家からゴキブリが居なくなった理由がわかりました!

 
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トゥラシーはインドでは神聖な植物、ということでトゥラシーにまつわるいろんな神話もあり、効果効能にも神がかり的なものが沢山あります。
 
 不老不死の霊薬
 トゥラシーがある家には死神が近寄れない
 トゥラシーはオゾンを発生する
 電気エネルギーを発生し、周辺15m(200mとか3.2kmとかいろんな説あり)を浄化する
 放射能を軽減する
 傷ついたDNAの修復能力がある
 ガンや高血圧、糖尿病に効く
 アレルギーの改善
 蛇やサソリ、ムカデなどの解毒
 鬱の改善、トラウマの改善
 etc…


これらはすべて「と言われている」というだけで、根拠資料になるようなエビデンスがほとんど見当たりません。

でも、インドのアーユルヴェーダ5000年の歴史の中で受け継がれて来たことは事実です。

それを日本で活用するためには、日本できちんとした機関での検証が大切だと思います。

それで私は薬学博士の塩田教授の会社SHIODAライフサイエンスと契約を結び、成分分析をとっていただくことにしました。

tulasi2016


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このブログのトップのイラストの中に書いてあるのはトゥラシーのマントラです。

トゥラシー祭壇3


 Vrindayai Tulasi-Devyai Priyayasi Keshavasya cha
 Vishunu-Bhakti-prade Devi Satya-vatyai Namo Namah

(トゥラシー女神に祈りをささげます
 主ヴィシュヌ(クリシュナ)に慕われる方
 女神よ 献身を与え 最高の叡智を授けるお方)



インドでは、トゥラシーの世話をする前に必ずこのマントラを唱えてから行うそうです。

またヒンドゥー教徒の方は、朝、まずは最初にトゥラシーに水をあげ、その時もトゥラシーのマントラを唱えるそうです。

ヒンドゥー教徒にとってトゥラシーは神様そのものなので、けっして歯で噛んだりしてはいけないそうです。

そういう意味でもガパオライスに使うホーリーバジルとは違うと思います。

トゥラシーをお茶にして飲んだりするのもよくない、と言われた方もいると聞きます。
私が思うに、トゥラシーをハーブティーとして飲むことを考えたのはイギリス人ではないでしょうか?

おそらくインドではアーユルヴェーダの薬草としてのみ使うことが許されたのではないでしょうか?


トゥラシーのマントラ、YouTubeにはろいろアップされています。

↓こんな風に式典の前には必ずトゥラシーのマントラを唱えるのですね。



それにしても日本でも神社にはよく立派な御神木がありますが、こんな小さな木の周りに大勢の人が集まりひれ伏してる様子にはびっくりします。

それだけ、トゥラシーは神聖な木である、ということなんでしょうね。


私はトゥラシーのマントラが入ってるCDが欲しくて探したのですが、無かったのでYouTubeのものをお気に入りに登録しています。

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